スプラトゥーンのブキの中でもスペースシューターがめちゃくちゃ使っていて楽しいので言語化をしたいと思います。
たしかに際立って強いブキではないかもしれない!でも唯一無二の立ち回りがあるし、いぶし銀の魅力が刺さる人にはきっと刺さる。
本当は適正があるけど各所でディスられてるせいでまだ使ってないという人に届け!という気持ちで書いております。
ざっくりどんなブキか
- 多分唯一無二の長射程塗りブキ
- インク効率、機動力共に上々
- 連射するブキの中で打ち合い性能は最弱クラス
- サブウェポンはポイントセンサー、スペシャルはメガホンレーザー
有利盤面をデザインせよ!
孫子の言葉に「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求める」というものがありますね。
スペースシューターは「有利盤面を作ることで敵を倒す」ブキです。
そして、「敵を倒して有利盤面を作る」ことをしようとすると負けるブキです。
初手で敵を倒して大きなアドバンテージを作りに行くのではなく、まず有利盤面を作ることに徹する。そして勝てるタイミングでのみキルを取りに行く。まさに勝ちて後戦う。このスタンスを楽しいと思えるか否かで向き不向きが分かれるのだと考えています。
短期的に成果を出すことは苦手です。しかし長期的に有利盤面を作り続けることにとことん向いています。
私はこの特徴を運に左右されず試合の大局に影響を及ぼすことができると捉えています。
ちまちま積み重ねてじわじわとしかし確実に勝っていく。これを楽しめる方はスペースシューターを試してみてはいかがでしょうか。
長射程塗りブキというオンリーワン性
このブキのスペックを見ると、いいとこどりをしようとして器用貧乏になっているような印象を受けます。しかしブキの役割という角度で見たとき、スペースシューターは長射程塗りブキという唯一無二の役割を持っています。
スペースシューターは長射程塗りブキという独自カテゴリのブキであり、それゆえに他のブキとは一線を画した独自の立ち回りを要求します。
スペースシューターを使って弱いと感じる理由の何割かは、実はクセの強いブキであることがわかりづらいからではないかと思います。
長射程塗りブキの強みは「撃ち合いをしたときに塗り勝てる」ことです。相手の射程外から相手の周囲をじわじわと自分の色に塗り勝っていくことができます。
相手に撤退を余儀なくさせて、その分前線を上げる。これを繰り返して有利盤面を作るのがお仕事です。
重要なのは「撃ち勝てる」ことではないことです。威力が低くて射程の有利を活かしてキルをとることには向いていません。
スペースシューターは確定5発な上に弾がブレてキルまでに時間がかかるので、射程有利をとっていても接近してきた敵に撃ち負けることが割とあります。
実はスペースシューターの最適な間合いは「敵に弾がギリギリ当たらない距離」です。
相手が踏み込めない位置を保持し、時間を稼ぎ、その間に有利盤面を作って勝利を演出する。
わくわくしてきますね。
ポイントセンサーで裏どりを許すな!
長射程塗りブキは理論上一方的に射程有利を押し付けることができるわけですが、裏どりをして一気に接近してくる敵にはなすすべがありません。
しかしスペースシューターにはポイントセンサーとメガホンレーザーという解決策が用意されています。
ポイントセンサーとメガホンレーザーにはどちらも広範囲の索敵能力があります。これを使用して裏どりを防ぎます。
そもそも射程が長いという特徴上、スペースシューターは前線から一歩引いた立ち位置を維持します。広い視界で裏どりをしようとする動きを事前に察知し、回り込まれる前にマーカーをつけて不意打ちを阻止します。
このステージを俯瞰する性能は有利盤面を作り続けるという役割とも合致しています。
前線に立てるブキの中でステージ全体の敵の配置を把握する能力がずば抜けて高いので、今最も重要な盤面を選んで有利を作ることができます。
人数不利でも"負けない"だけなら得意
味方がデスして人数不利をとっているときの足止め性能もこのブキの魅力です。
長射程塗りブキの強みはじわじわとした前線の奪い合いです。相手の射程外から塗って侵攻を止めるのも前線の奪い合いの一種ということで得意とします。
やはり重要なのは欲張ってキルを取りにいかないことです。
無理に突っ込んできた相手のみ討ち取る。味方の復帰を待つ間とにかく遅延に徹することが重要です。
遅延という点ではメガホンレーザーともシナジーがあります。メガホンレーザーはそれ単体でキルを取ることは難しいですが、こちらの隙をさらさずに敵全体の動きを止めることにおいては最高クラスの性能を持ちます。
できるだけ多くの敵をロックし、相手の動きが麻痺したところを回復したインクを使って前線を整えれば一人でものすごい時間を稼げます。
キルを取るよりデスしないこと
スペースシューターは撃ち合いを続ければじわじわ有利を作れるブキです。
なのでなるべく前線での撃ち合いの時間を長く持てるようにしましょう。
まず重要なのはデスをしないこと。撃ち合いを続けていれば天秤はこちらに傾いてきます。
焦らず勝てる状況になるまで時間をかけて確実に詰めていきましょう。
また、可能ならばフリーな状況で塗りに専念するよりも前線に向かって撃ち合いに参加したほうが勝利に貢献できます。敵味方の編成にもよりますが、単純な塗り性能なら短射程塗りブキには勝てません。
中射程塗りブキが生きるのは、相手の射程を潰したうえで塗り勝つとき。
相手の妨害をして、自分は塗り続ける動きが理想です。